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2020東京五輪招致を巡る贈賄の容疑者としてフランス当局から正式に捜査を開始された日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長の記者会見が15日午前11時、都内で始まった。

竹田氏は冒頭、「国民の皆様やスポーツ関係者の皆様にご心配をおかけして大変申し訳なく思う」などと謝罪した。

司会者から「フランス当局が捜査中の案件のため、質疑応答は差し控えさせていただく」と説明。竹田氏が主張を述べるだけの異例の展開となった。

竹田氏に対しては、竹田氏が理事長を務めていた東京の招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に支払った2億円超の一部が、票の買収に使われたとの疑惑が持たれている。

会見に先立ち、報道陣には平成28年8月にJOC調査チームが公表した今回に疑惑に関する調査報告書が配布された。

報告書は、シンガポールのコンサルタント会社との契約は日本の法律上、「民事上・刑事上のいずれも違法と解される余地はなく、適法」としている。