新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言を発令中の福岡県は20日、百貨店などの大規模商業施設に対し、午後8時までの営業時間短縮に加え、22日から新たに土日の休業を要請する方針を決めた。市町村のワクチン接種を支援する大規模接種会場も2か所に設ける。20日午後に発表する。
関係者によると、要請は1000平方メートル超の施設が対象で、スポーツクラブやパチンコ店、スーパー銭湯なども含まれる。生活必需品売り場は営業できる。県内では、新規感染者数が19日も500人に達するなど高止まりし、病床使用率も8割を超え、人の流れを抑える必要があると判断した。
大規模接種会場は田川市の県立大と、みやま市の保健医療経営大に設置し、米モデルナ社製ワクチンを使用する方針。6月から予約を受け付ける予定で、最寄り駅からシャトルバスを走らせることを検討している。